まつ毛エクステンション・美容所の店舗設備要件 美容所 美容院の届出 保健所|代理 代行|行政書士
まつ毛エクステンションを施術する店舗は法令上「美容所」になります。従って、美容師法で定める「美容所」の要件を満たす必要があります。 |
法令で定めている要件はそれらを満たさないと開業できないというものです。例えば、作業室の床面積を13u以上と定めている自治体では、床面積が13uに満たないと検査に合格せず、美容所を開設することができません。
ここでは多くの保健所(東京23区内)で比較的共通している要件(基準)を掲げています。各条例での基準、指導の基準は、自治体・保健所ごとに異なります。
美容の業務を行う一作業室の床面積は13u以上であること。 |
・作業室の面積要件は各自治体の条例により規定されています。よって、開設地により一作業室に必要な床面積の要件は異なります。
・床面積は内法(うちのり)により算定します。壁芯の図面とは面積が異なるので注意が必要です。
・賃貸物件全体の面積が13u以上でも作業室として使用する1区画(部屋)で13uが確保できない場合は許可が取れません。
・施術及び消毒の業務を行う場所に、おおむね0.45m以上の動線幅を確保すること。なお、施術を行う椅子と消毒設備の間及び椅子と椅子の間については、1動線として扱って差し支えありません。
・美容行為に当たらないネイル・エステ・マッサージ等は自治体により対応が異なります。
一作業室に置くことができる美容の業務を行うときに使用する椅子の数は、一作業室の床面積が13uの場合は6台までとし、6台を超えて置く場合の床面積は、13uに美容椅子1台を増すごとに3uを加えた面積以上とすること。 |
・美容所作業室面積13uで、美容椅子6台まで。
・美容椅子が1台増すごとに、美容所作業面積3.0uを増す必要があります。
作業面積 | 13.0u | 16.0u | 19.0u | 22.0u | 25.0u |
美容椅子 | 6台 | 7台 | 8台 | 9台 | 10台 |
床及び腰板にはコンクリート、タイル、リノリューム又は板等不浸透性材料を使用すること。 |
・作業室の床がカーペット、絨毯などは許可が取得できません。
ふた付きの汚物箱及び毛髪箱を備えること。 |
・『ふた付き』のゴミ箱が最低限2つ必要ということです。
採光及び照明 美容師が美容のための直接の作業を行う場合の作業面の照度を100ルクス以上とすること。 |
・採光及び照明を充分にすること。
・作業面照度で100ルクス以上とする。(300ルクス以上が望ましい)
換気 美容所内の空気一リットル中の炭酸ガスの量を五立方センチメートル以下に保つこと。 |
・店舗内の炭酸ガス濃度を0.5%以下に保つこと。
・美容所内では各種薬品使用することになるため換気を充分にしましょう。
作業室には、作業中の客以外の者をみだりに出入りさせないこと。 |
・客待ちの位置は入り口に近く、作業の邪魔にならない場所が好ましい。作業室を通過しないと辿り着けないような店舗奥の位置は不可です。
・事故防止や刈毛の飛散防止などのため、作業室とはっきり区画されていること。
・区画の方法は別室とするのが良いが、ケース、ついたて等を使用する場合は、転倒したり動いたりしないように床に固定する。
・客待ち場所の面積は、おおむね作業室面積の1/6見当とする。
・作業室と明確に区分されている客待ち場所及び通路において、床がコンクリート等の不浸透性材料である場合はカーペット等の敷物を使用しても差し支えない。
洗場は、流水装置とすること。 |
・美容所内に上下水道に直結した水道設備が必要です。
・大規模作業室の場合は、この他に適当な場所に手洗い設備を設けることが望ましい。
・器具洗い場に近接して消毒用の場所を設け、適当な消毒設備(消毒用具、乾燥設備を含む)を設けること。消毒室を設けることが望ましい。
・消毒液、適当な大きさ深さの消毒液容器、調整用具は液量器(大小メスシリンダー)を備えること。
・美容室・まつ毛エクステンションでの器具の消毒の方法は法令で定められています。消毒の方法 消毒用備品
消毒環境は美容所(まつ毛エクステンション)の施設検査を受けるにあたり非常に重要なポイントとなります。 |
消毒済物品容器及び未消毒物品容器を備えること。 |
・消毒済と未消毒が混ざらないようにしっかり管理しましょう。
美容の業務を行うために十分な数量の器具及び客用の布片を備えておくこと。 |
・消毒にかかる時間も考慮して十分な数量の器具及び客用の布片を備えてきましょう。
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